2018年03月の記事

「最期」のかたち。

冒頭でいきなり、葬儀屋さんの概要を少し書いてから本題へ。

 

 

1件の「お葬式」に、複数の部署が関わります。

葬祭部、生花部、贈答部、美容部、互助会部、など。

私のいる葬祭部の中でも、

本部の事務方(経理など)、

葬儀の担当者(マネージャーもしくはディレクターと呼ぶ)、

葬儀場の設営や、マネージャー(MG)の補佐をする、我々AD、

その他、集金担当、宿直専門、色々。

 

直接、通夜・葬儀・告別式に立ち会うのは、

MGとADです。

葬儀屋さんに就職して、一年と十ヶ月。

ADとして、それなりの数のお葬式を見てきました。

 

特に印象的だったお話。(本題はここ。)

 

その1

80歳を過ぎたおじいちゃんが亡くなり、残されたおばあちゃん。

棺の中のおじいちゃんに言った言葉。

 

「あの世でも、一緒になろうね。」

 

ちょっと羨ましく思いました。

自分の死後、連れ合いにそう言ってもらえるなんて。

 

 

その2

火葬場では、故人に触れることはできません。

告別式が触れるラストチャンス。

 

大体、おでこを撫でたり、頬に触れたり、

一切触らなかったり、が多いのですが、

 

余生がもっとあったはずのおとうさん。

気丈に振舞っていたおかあさんも、

ラストチャンスとなれば話は別。

号泣しながらも、最期のキス。

 

 

葬儀屋は、

ご遺族とは、基本、長くても3〜4日の付き合いです。

どんなご家族だったかは、結局大部分が推測ですが、

 

ご遺族の、故人に対しての言葉や行動から、

生前の様子が窺えます。

 

 

 

でもね、本当は、

 

言葉もキスも、

生きてるうちに。ね。