「最期」のかたち。

冒頭でいきなり、葬儀屋さんの概要を少し書いてから本題へ。

 

 

1件の「お葬式」に、複数の部署が関わります。

葬祭部、生花部、贈答部、美容部、互助会部、など。

私のいる葬祭部の中でも、

本部の事務方(経理など)、

葬儀の担当者(マネージャーもしくはディレクターと呼ぶ)、

葬儀場の設営や、マネージャー(MG)の補佐をする、我々AD、

その他、集金担当、宿直専門、色々。

 

直接、通夜・葬儀・告別式に立ち会うのは、

MGとADです。

葬儀屋さんに就職して、一年と十ヶ月。

ADとして、それなりの数のお葬式を見てきました。

 

特に印象的だったお話。(本題はここ。)

 

その1

80歳を過ぎたおじいちゃんが亡くなり、残されたおばあちゃん。

棺の中のおじいちゃんに言った言葉。

 

「あの世でも、一緒になろうね。」

 

ちょっと羨ましく思いました。

自分の死後、連れ合いにそう言ってもらえるなんて。

 

 

その2

火葬場では、故人に触れることはできません。

告別式が触れるラストチャンス。

 

大体、おでこを撫でたり、頬に触れたり、

一切触らなかったり、が多いのですが、

 

余生がもっとあったはずのおとうさん。

気丈に振舞っていたおかあさんも、

ラストチャンスとなれば話は別。

号泣しながらも、最期のキス。

 

 

葬儀屋は、

ご遺族とは、基本、長くても3〜4日の付き合いです。

どんなご家族だったかは、結局大部分が推測ですが、

 

ご遺族の、故人に対しての言葉や行動から、

生前の様子が窺えます。

 

 

 

でもね、本当は、

 

言葉もキスも、

生きてるうちに。ね。

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